天然石鹸と呼ばれるサポニン
サポニンは植物の根、葉、茎などに多く含まれる成分で、体内のコレステロールを除去したり、動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制する効果があります。
高麗ニンジンや大豆に多く含まれていると一時話題になりましたよね?話題になるだけあって、健康効果も抜群です。
また、サポニンは水に溶けると石鹸のように泡が出ます。(界面活性作用)
その泡にはやはり汚れを落とす作用もあるので、天然の石鹸として用いられることもあるそうです。
殺菌作用も強く、インフルエンザなどの最近にも負けない免疫力を作るのにうってつけの成分です。
その働きが評価されてなのかはわかりませんが、多くの漢方薬やサプリメントでこの【サポニン】が含有されることが多い様ですね。
【サポニン】の効果
いろんな漢方薬に使われている【サポニン】その効果をざっくりあげてみましょう。
摂取しすぎたり身体に合わなかったりすると、ネガティブなこともあります。
【サポニン】ポジティブ要素
・コレステロール値抑制作用
・血流改善作用
・免疫力強化
・肝機能強化
・抗炎症作用
・殺菌・抗菌作用
・肥満予防
など…さまざまな効果があります。
いろんな漢方薬に使われるわけですね(笑)
さらには、代謝を促す作用があるので、外的な怪我も早く治る!ようです。
外で動き回って少し傷が出来てしまうような方にはサプリメントを飲むといいかもしれません。
【サポニン】ネガティブ要素
・貧血
実は、サポニンには毒性がある!とささやかれていますが、その要素がこれです。
サポニンは悪玉コレステロールと善玉コレステロールの区別がつかず、全部やっつけちゃいます。
その結果、溶血作用となり、貧血になりやすくなってしまいます。
ただし、これは特定のサポニンに限った症状なので、普通に食している食べ物や安全面を考慮されているサプリメントなどにはその心配はいりません。
ちょっと危険と言われているのが、野菜の「ごぼう」から出てくるアクのサポニンです。
アクを大量に摂取してしまうと、ネガティブ要素に繋がってしまうので、アク抜きはしっかり行うようにしましょう。
それにしても、アク抜きって今みたいな科学はすすんでいないのにありましたよね?
経験からそういう風習が出来たのでしょうけど、後でしっかり科学して実証されるのですから、昔の人の知恵ってのはすごいです。
【サポニン】の摂取量
サポニンの一日の摂取量は特に定められておりません。
明らかに過剰摂取でなければ問題ないかと思われます。
ただ、大豆などにアレルギーを持つ方はもしかしたらその症状が出るかもしれません。
どの食品もそうですが、注意してくださいね。